■ID |
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789 |
■登録日 |
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2014/01/08 |
■研究課題名 |
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アサリの天敵「つめた貝」の成分を含む栄養分豊富な堆肥の開発 |
■研究実施年度 |
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平成24年度 |
■事業名 |
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地域密着ビジネス新事業助成事業 |
■研究開発企業名 |
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シンズ工業株式会社 |
■郵便番号 |
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431-3101 |
■所在地 |
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浜松市東区豊町3248-1 |
■電話番号 |
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053-432-8811 |
■共同研究者 |
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なし |
■研究の目的 : |
浜名湖ではH14年にアサリを捕食する「つめた貝」が異常繁殖し、アサリ資源が大幅に減少したことがあった。以来、浜名漁協採貝組合は「つめた貝」を食害生物として採取し産業廃棄物処理している。その「つめた貝」を単に廃棄するのではなく、調理して販売できないかと採貝組合婦人部や舘山寺観光組合でも研究中だが貝の特性から商品化は困難なのが現状である。一方、「つめた貝」にはタウリン・VB12・Mgという有効成分が豊富に含まれていることが確認されている。本事業では「つめた貝」を食品循環モデルに組み入れ、『バイオくん』で堆肥化することで栄養価豊富な浜名湖産ブランドの堆肥を開発するものである。また、浜松地域は国内でも有数の野菜生産地だが、その多くが大都市圏に出荷されている。浜名湖由来の堆肥で作られた栄養価豊富な野菜を地元で消費するとともに、それらを「家康ブランド」として販売する計画である。 |
■研究の成果 : |
ゆめ市(株)から出る野菜の残渣を、当社の生ごみ処理機バイオくんに投入し1次発酵の堆肥を作る。浜名漁港の生きたつめた貝10キロを、くるみ作業所で粉砕パウダー状にし、川口肥料鰹シ下さんのアドバイスのもと2次発酵時に投入。ゆめ市(株)の農家大西さんがこの堆肥を使い40個のレタスを生産。薬剤師会で成分分析すると通常の堆肥で出来たレタスより1.55倍のカルシウム・1.6倍のVC・1.2倍のマグネシウムという結果が出た。第2東名浜松サービスエリアで、レタスシャブシャブの試食会を実施して、大盛況だったことからも、成果は充分出たと思う。 |
■平成20年度以降、事業化・製品化の見通し・特許等 : |
なし |
■添付画像 : |
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