■ID |
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794 |
■登録日 |
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2014/01/08 |
■研究課題名 |
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日の出から1時間以内の朝取り茶葉で漬物とお茶を作ろう! |
■研究実施年度 |
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平成24年度 |
■事業名 |
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地域密着ビジネス新事業助成事業 |
■研究開発企業名 |
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葉っピイ向島園株式会社 |
■郵便番号 |
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426-0131 |
■所在地 |
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藤枝市瀬戸ノ谷5077 |
■電話番号 |
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054-639-0514 |
■共同研究者 |
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なし |
■研究の目的 : |
ここ数年、県内の茶業は過疎化、耕作放棄地等の問題から大きく停滞しています。加えて、福島第一原発事故による放射能の風評被害により、先行きが全く見えない状況となっています。当園がある藤枝市瀬戸谷地区は山間地にあるため、作業効率が悪く、生産コストが高い状況にあります。一昔前までは、山間地の茶葉は「香り高く、形状が美しい」ということで比較的高値で売買されておりました。しかし、時代の変化とともに、ペットボトル茶飲料が主流となり、その付加価値は薄れています。よって飲料用の茶葉としての販売だけではなく、当園では二次加工まで行うことで消費者への訴求力を高めていきます。山間地の厳しい状況ではありますが、新しい付加価値を見つけ、販路を拡大することで農業経営を成り立たせていけると思います。
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■研究の成果 : |
「日の出から一時間以内」といううたい文句も魅力的ですが、実際に日光がしっかり当たる前の茶葉はアミノ酸を豊富に含み、通常収穫の茶葉に比べ旨味があります。特に日の出から一時間以内の茶葉は、乳酸菌が最も豊富であり、この特徴を生かした製品開発が、付加価値の向上に重要であると考えました。植物の中でも「よもぎ」と「お茶」が、乳酸菌を最も豊富に含んでいます。そこで当園では、この乳酸菌を活用して、「茶葉の漬物」を作りたいと考えました。また、朝取れ茶は@リーフ茶とA乳酸菌加工用の両方に活用できるため、大変効率的で中小企業にとって大きな魅力です。リーフ茶は予定通り加工、製品化し、お客様からも「甘い」と好評です。茶葉の漬物に関しては発酵液はできたものの、まだ熟成段階であるため、継続して製品化を目指しています。 |
■平成20年度以降、事業化・製品化の見通し・特許等 : |
なし |
■添付画像 : |
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