浜名湖産たこの資源活用事業
■ID 796
■登録日 2014/01/08
■研究課題名 浜名湖産たこの資源活用事業
■研究実施年度 平成24年度
■事業名 地域密着ビジネス新事業助成事業
■研究開発企業名 合同会社八笑来堂
■郵便番号 432-8031
■所在地 浜松市中区平田町60 くろかねやビル4F
■電話番号 053-543-9903
■共同研究者 なし
■研究の目的 :
近年、世界的にたこの漁獲量が減少し、価格が上昇している中で、浜名湖では塩水化がすすみ、湖内におけるたこの個体数が増えてしまいしました。そのため、たこが「かに」などを食べて生態系のバランスが崩れる等問題となっています。また、たこの個体数が増加し、たこ漁をする漁師が増えていますが、売り物にならない規格外の「雑たこ」は捨てられているのが現状です。そこで、今回この2つの問題を解決し、地域の活性化に貢献する事業を実施致しました。
■研究の成果 :
本事業は、浜名湖で増加している「真だこ」を地域資源として活用し、「浜名湖たこ焼き」を地域の名産品として開発すると共に、たこ増加に伴う地域の課題を解決するというものです。 地元漁業者の協力を得て浜名湖内で水揚げされた「真だこ」をたこ焼き用の大きさにカット、ボイルして冷凍保存し年中供給できる仕組みを構築することで、漁業者からの安定した「真だこ」の買い上げを目指しました。また、ボイル時にでる煮汁をだしに「オリジナルソース」を開発し、たこ焼き用のソースとして利用することも目指しました。 生産性の向上と小さめのたこ焼きを作るために「焼き型」を新たに開発、また「オリジナルたこ焼き器」「たこ焼き用浜名湖産たこ」「オリジナルソース」を中心に「浜名湖たこ焼きレシピ」の開発を実施しました。 たこ焼きに入れる前の加工方法の研究により、大きさにかかわらず食感がよい新商品が完成、小さい雑たこなどでも商品として利用できる様になりました。また、オリジナルソースを開発することで浜名湖たこ焼ならではの味を引き出すことに成功し、地域特産を利用した完成度が高いオリジナルたこ焼きが完成しました。 従来のたこ焼きとの違いは、見た目は雑たこを使うため比較的小振りで丸い形をしている点です。また、「雑たこ」は小さく市場に出せないサイズですが、小さいために身が柔らかく、製法の「やわらか煮」でさらに柔らかくなり、年配の方にも安心して食べられます。
■平成20年度以降、事業化・製品化の見通し・特許等 :
なし
■添付画像 :

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